●認知性高齢者グループホームは、5〜9人の認知症高齢者が専門の介護者であるヘルパーさんのケアを受けながら、家庭的な雰囲気のなかで、一日を通して食事と団らんを行う居住空間です。
●共同生活を営むことは、精神的に安定し認知症の進行を緩やかにすると同時に、問題行動の減少や抑制に効果があります。
●グループホームでの暮らしは、認知症高齢者の「こころ」を安定・沈静させる効果があることが認められています。
●スタッフは 常勤換算で利用者3人に1人以上(うち、1人は常勤、宿直は1人以上)とされています。
●スタッフは、食事、入浴、排泄などの介助やケアサービスを通して、入居者の生活全般をサポートします。
●居室は全室4畳半以上の個室。
●共用設備としてホーム内には、居間や食堂、台所、浴室などを備えています。
●グループホームの魅力は、介護保険制度上の保険給付の対象となっていることです。制度上では、在宅サービスとして位置づけられています。
●少人数のグループホームは、同じ部屋に大勢の患者がいる病院よりも、ゆっくり時間をかければ、認知症高齢者同士でも、相手のことがわかりあえ、気心の知れた存在になれます。
●ヘルパーもお年寄り一人一人と向き合い、それぞれにあった最適な対応をすることができます。
●その結果、お互いに深い信頼関係を築きあげていくことができ、質の高い介護が可能となります。
●グループホームは"介護施設"というよりも、生活者にとって、くつろげる空間と信頼関係のある相手がいる"もう一つの我が家"となります。
●認知性高齢者グループホームは、1980年代スウェーデンの小さな街の普通の二階建て民家で行われていたグループリビングケアがその発祥とされています。
●日本では、1990年代はじめから開設されるようになり、97年に厚生省の「痴呆対応型老人共同生活援助事業(認知性高齢者向けグループホーム)」が法制化されました。
●何らかの介護・支援を必要とする認知症高齢者の数は、平成14年で約149万人と推計され、平成27年には250万人に、平成37年には323万人に達するものと推計されています。
●150万人近くいる認知症高齢者に対して、グループホームの数は圧倒的に不足しているのが実情です。
●国もグループホームの普及、浸透をバックアップしています。